果樹の実を低い位置にて収穫する為に、果樹の枝を下側に曲げます。
地面に杭を打ち、枝に紐を結び付けて下げます。
問題1、枝を下に引っ張ると、幹と枝の別れ目の所に亀裂(矢印部分)が入ります。
亀裂を防ぐ(次の図)
亀裂を防ぐ為には幹に沿って支柱を立て、支柱の上の方と枝の根元部分を紐で縛り、
上に引っ張り上げます。
それにより枝の亀裂を防ぎます。
問題点
しかしそれには、支柱と曲げる枝に合わせて杭、紐を多く用意しなければなりません。
草刈りの時に杭や紐が多く、それらを除けながらの作業で時間が掛かります。
枝を曲げる金具
取り付け方法
金具をセット中や向きを変えるときに、無理やりずらすと樹皮が向ける事が起こります。
その時は、セットし直して下さい。
樹皮が剝けたときには、菌が入らない様にトップジンMペースト(オレンジ色ペースト)を使用します。
沢山の杭や紐を使用せず、金具で枝を曲げるので、草刈りの時に木の下の周りも何もないのでスムーズに作業が出来ます。
SS400のΦ4㎜丸材を使用しているので、もう少し曲げたいときもペンチ等を使用して
いただければ角度を付けることが出来ます。
(果樹の負担が掛からない程度に)
従来品も材質が樹脂(プラスチック)の製品が有りますが、今後のプラスチック問題や
日光による劣化等があります。
令和4年1月7日
意匠出願
出願番号 意願2022-179
名称 立木の枝曲げ金具