デジキャンバー測定具

 Simple Digital Camber Measuring Tool 「弦長50

円弧(R)の大きさを、及び反り等を測定します。

  定められた弦長と、測定物の円弧に係る矢高を測定し

 「矢高・半径(R)換算表」「計算式」により、

  半径(R)の数値を導きだします。

写真1番は樹脂のスペーサー部品です。

 製造から年月が経ち交換部品が無い為、制作になりました。

測定が出来る所は問題が有りませんが、黄色矢印部分のRを測定しなければなりません。

高価な測定器を使用するか、大きさを決めてRゲージを、何種類か作成する方法が有りますが。

測定だけに多額な費用と時間を掛けたくは有りません。

        費用・時間を掛けずに測定を。

デジキャンバー測定具は矢高を測定し、「矢高・半径(R)換算表」及び

「計算式」を使用して半径R値を求めます。

写真の、黄色矢印のR面の大きさを測定します。

  測定方法

         弦長50mm。デジキャンバー測定具。

        測定物にデジキャンバー測定具を乗せます。

測定具の弦長の線が、測定物の弦長位置と直角になる様にセットします。

ガタつきが無いように、左手人差し指と中指でしっかりとして、弦長の線と線がぴったりと

位置が決まる様にします。

測定端子が測定物当たるとき、測定具を持ち上げようとする力が働きますので

左手の指はしっかりと測定具を抑えて、測定具が持ち上がらないようにします。

測定端子は静かに、ソフトに当てて下さい。

 

デジタル表示の数値を読みます。

読み取り単位は1/100mmです。

 

段になっている所(インロー)がある場合は、測定具の段付きになっている向きで測定をします。

読み取れた数値を「矢高・半径(R)換算表」にて半径数値を読み取ります。

読み取りメモリ単位が1/100mmなので、弦長の長さによって半径数値1メモリの差が

大きくなる所が有ますので、参考値として載せてあります。

 

弦長の大きさは、

凸R用25mm・50mm・100mmの3種類。

逆キャンバー用

凹R用、にマイクロメーター使用タイプ、25mmが有ります。

凹測定

     弦長と矢高から円の半径を求める計算。

ピタゴラス(三平方の定理)を使用して計算をする方法。

 簡単な計算方法として。

 

弦長50㎜・矢高9㎜とし場合

弦長の半分25㎜

(252+92)÷(9×2)=39.222

25×25+9×9÷(9×2)=39.222

625+81÷18=39.222

半径(R)は39.222

 

 

 

直角三角形の斜辺2を(高さ×2)の数値で割れば半径が出てきます。